2024年1月21日(日)の午後に、葛飾区立石でワークショップに研究室メンバーと参加してきました。
かつしか市民活動ネットワークが主催した「どうする?立石~納得できる未来図を描こう!!」と題して公開型のワークショップで、前半にまち歩き、後半はディスカッションというプログラムでした。
立石は、昭和レトロな飲み屋街、千ベロの聖地とも言われる庶民に愛されてきた下町です。今般、駅前に市役所移転に伴う再開発事業が計画され、飲んべえ横丁は姿を消し、今後街が大きく変化する最中にあります。
そこで今回のワークショップでは、地域住民や外部の専門家(それも複数分野)なども参加して、立体的に様々な視点から立石について、現地を一緒に視察して、意見交換する充実のプログラムでした。
葛飾区立石はこれまでも駅前再開発が進む中で、地域住民の方たちがどのようにまちづくりとして参加していくのかなどについて、講演の依頼があり、地域の皆さんと話合いをしてきました。
参加学生は、7期菅谷さんと古家さん。
中島准教授は、こちらのプログラムにゲスト参加ということで、最後にコメンテーターの役割がありました。
同じくゲストとしては、「みんなの立石物語」プロジェクト発起人の塔島麦太さんん、「東東京区区」を描かれているマンガ家、イラストレーターのかつしかけいたさんとご一緒でした。
まち歩きでは、小雨が交じる中でしたが、立石仲見世から飲んべえ横丁跡や立石様、熊野神社、中川、奥戸街道と昭和期の下町風景だけでなく、それよりももっと以前の葛飾、立石の歴史も掘り下げながら、まち歩きしました。
後半の意見交換では、歴史分野、それもパブリックヒストリー研究をしている研究者の方々が参加されており、古代からの立石を掘り下げることの可能性なども大変興味深かったです。
やはり立石の主題は近代以降の都市形成ですが、周辺工場立地した下町ということで、共働き世帯の多さが商店街における惣菜文化や、戦後闇市との関連から飲み屋文化が醸成されていった話題があり、暮らしの型が、文化を育てたことについて話し合われました。
大変興味深いプログラムに参加できました。今後とも立石のまちづくりのお手伝いを影ながらできたらなと思います。