日本建築学会誌『建築雑誌』2022年3月号特集:災害の記憶の継承が刊行されました。
本特集は、記憶継承のモノ・コト・バショ(被災物=モノ、語り部などの活動=コト、記憶の拠り所=バショ)を切り口に、記憶継承の方法やその意味について議論した特集号です(巻頭言より)。
中島准教授は、本号のゲストエディターとして編集委員会に参画し、特集企画の編集に関わりました。また全体の企画だけ立案だけでなく、以下の原稿の聞き手として、参画しました。
・北原糸子(2022)「歴史と災害の記憶」(聞き手:佃悠・中島伸・前田昌弘)『建築雑誌』第137集、第1759号、pp.4-9、日本建築学会、2022年3月
・青井哲人・中島直人(2022)「バショを通じた記憶と歴史」(聞き手:中島伸)『建築雑誌』第137集、第1759号、pp.26-31、日本建築学会、2022年3月
また、編集委員会とゲストの先生ともに気仙沼市取材をもとにルポルタージュと座談会の記事にも参加しています。
・梅崎修・石山央樹・岩佐昭彦・佃悠・中島伸・前田昌弘(2022)「モノに宿る災害の記憶」『建築雑誌』第137集、第1759号、pp.10-15、日本建築学会、2022年3月
東日本大震災を契機として、災害の記憶を都市・建築としてどのように考えることができるか、多くの読み応えある論考がそろいました。ぜひ手にとって読んでいただけたらと思います。