【NEWS】『みんなの立石物語3』に解説を寄稿しました。

2025年12月1日に発行された『みんなの立石物語3』に中島准教授が解説文を寄稿しました。

近年再開発が進む東京都葛飾区立石において、その変わりゆく街の様子を街の人々のインタビューとともに記録しているみんなの立石物語プロジェクトの第3号です。

今号も街の息づかいが聞こえる貴重な記録がたくさん収録されています。

みんなの立石物語プロジェクトについてはこちらから。

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第3号 みんなの立石物語

■目次
・「この店は、高村さんそのものだから」――ドトールコーヒーショップ京成立石店・高村店長
・やっと肩の荷が下りるかな――「宝来亭」ママ
・こういうじじいがいたんだ、ちゃんと覚えとけよ――「安達太良」マスター 國分六郎さん
・立石、マジカルプレイス、ワンダーランド――「蘭州」にたないけんさん

・コラム①:わたしの立石物語
・コラム②:酔中の考古学者、立石を掘る。ー谷口榮 第2回 レトロとハイカラ
・コラム③:我妻さんの立石むかしむかし 第3回『立石と戦争』編
・解説:中島伸(東京都市大学准教授/都市デザイナー)
・表紙イラスト:こっけ
・装丁:長島亜希子

■内容紹介
葛飾区・立石。多くの人が働き、遊び、暮らしながら時間を紡いできた街。しかし今、駅周辺の街並みを取り壊し超高層ビルを建設する再開発計画によって、街は大きく姿を変えようとしています。

三地区に分かれた計画のうち、先行する北口地区では、令和5年9月から既存の建物が取り壊され、令和7年11月末現在、完全な更地となっています。

史料に記録されない個々のお店や人の歴史は、誰かが書き残さなければこのまま消え去ってしまう。
そのことに危機感を覚えたこの街にかかわる有志で、少しでも多くの「お店の歴史」「人の歴史」を聞き書きし、記録することにしました。

本誌では、町の方へのインタビューを行い、文字起こし・編集してまとめてあります。
その方の持つ雰囲気、お店の空気を誌面で感じていただけるよう、お店の方の語り口やなにげないやりとりもできるだけそのまま残すように努めました。

第3号では、初となるチェーン店の店主へのインタビューも収録されています。
いわゆる「昭和レトロ」や「下町らしさ」のような固定観念に縛られず、ありのままの立石の姿を記録しようという試みである当プロジェクトの真骨頂です。
前号までに引き続き、立石にゆかりのある読者から寄せられたエピソードや、94歳我妻敬さんによる貴重な語り、立石生まれ立石育ちの考古学者である谷口榮さんによるほろ酔い評論など、コラムも充実。盛りだくさんな内容となっています。

また、今回初めてイラストを担当されたこっけさんによる、温かみ溢れる表紙・裏表紙イラストにもぜひご期待ください。

立石の、生の声が詰まっています。

ページ数:118ページ
判型:A5判

オンラインショップから購入される方はこちらから。

中島准教授が棚主をつとめるPASSAGE by ALL REVIEWS SOLIDAでも2026年正月以降、入荷予定です。

SOLIDA 1F オスマン通り4番地 中島伸の本棚。

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