【活動報告】夢フェスに参加しました!

都市空間生成研究室は、東京都市大学二子玉川キャンパス(夢キャンパス)のイベント、夢フェスに参加しました。

夢フェスは、2024年2月24日~25日の2日間開催された学生主体として運営を行い地域住民・小中高生などに東京都市大学について知ってもらうイベントです。

都市空間生成研究室では、7期生が企画した参加型ワークショップ「夢のひみつきちを作ろう!〜in二子玉川〜」を出展しました。

本企画は、お菓子の箱を使って自分だけのひみつきちを作ってもらう。作ったひみつきちを、事前に用意している二子玉川の簡易的な街並みマップの中に実際に置いてもらい、自分が制作したものが街並みに溶け込んでいるという楽しさも感じてもらうものです。

2日間以下のような流れでワークショップを行ないました。

1.子どもたちに企画内容の全体説明(5分)
2.アイデアペーパーの記入(10~15分)
3.秘密基地製作(40分)

■夢フェス 1日目(2月24日)の様子

①ワークショップの説明をする
 ・概要と使用可能な道具の注意
 ・ アイデアペーパーを書く
 ・ 用意した二子玉川の6つの写真からひみつきちを立てたい場所を決める
 ・ お菓子の箱を3つまで使用して理想のひみつきちをつくる
 ・選んだ写真を背景に写真を撮ること

②概要と使用可能な道具の注意
・二子玉川に建てたい自分だけの「ひみつきち」をつくるように伝えました。
・参加した子供たちにはカッターを使いたい時や制作において難しいことがあったら必ずスタッフに助けてもらうという約束をしてもらいました。

③アイデアペーパーを書く
・二子玉川のまちのイメージと好きなもの、簡易的な概要を書くことができる紙を渡して子供たちに記入してもらいました。
・二子玉川のまちのイメージはビルが高い、緑があるといったものが多かったです。
・ひみつきちという言葉だけではイメージのわかない子も、好きなものから作りたい秘密基地を想像できるようになったためアイデアペーパーの有効性がわかりました。

アイデアペーパーの例

④ひみつきちを建てる場所の選定
・決めたコンセプトにあった場所を用意した6つから選んでもらいました。
・1日目は動物系が多かったため、川や緑が多くある自然に近い場所が人気でした。
・場所の写真立てかけておくと、製作途中でもゴールがわかりやすくなります。

ひみつきちの製作開始
・お菓子の箱を3つまでしか使用できないという決まりのなかで、素材が足りないと嘆く子もいましたが、余ったパーツを組み合わせたり、うまく活用している様子が見られました。
・「壁のせいでここが通れなくなる」など、外装だけでなく内部の構造までしっかり考慮して試行錯誤していました。
・時間が余った子は、家具や置きたいものまで作成し、イメージをより具体的に表現するためクオリティをあげている子も。

⑥選定地を背景に撮影
・製作した秘密基地を選んだ背景写真の前に置き、撮影をしました。
・向きにこだわる、地下にもぐらせるなど自由な発想で撮影してくれました。
・ほとんどの子が自作の秘密基地を気に入り持って帰ってくれました。

■参加者の作品紹介!

■夢フェス 2日目(2月25日)の様子

1日目の反省をもとに以下の3点を改善しました。
・大きい箱が人気であるため、お菓子箱を大小に分類し、個数を決めて選んでもらう
・ボンドの接着が難しいため、主にテープを使用してもらう
・時間配分の見直しと作業時間を多く確保するためにアンケートなどは同時進行する

2日目も素敵な秘密基地がたくさん完成しました!雨の中当日参加の方も来てくださり賑わいました。こだわりをもって作っている子供たちの姿が印象的で、お菓子箱のキャラクターを切り取って秘密基地の住人や看板にするアイデアが人気でした。

2日目のひみつきちの作品

①公園と一緒になった秘密基地

持ってきた自分用カメラでも楽しそうに撮影していました!
実際にブランコが動くところとキャラクターを座らせているところがお気に入り!

②中の柱までこだわった大きく立派な秘密基地

字が綺麗なお母さんに看板の文字を書いてもらって喜んでいました!

③友達と一緒に作って隣同士の秘密基地

内装まで丁寧に作り、お風呂の水を色塗ったテープで再現!

④オシャレで細かい家具まで作った秘密基地

とても楽しみにしていたと保護者の方が何度も言ってくれました!
角度によって違った仕掛けのあるひみつきちができました!

⑤余った箱を存分に使った大きな秘密基地

楽しんで作業してくれており、私たちも楽しんで秘密基地づくりを手伝ったりコミュニケーションを取ったりすることができ良い経験になりました!!

■企画を通じて得たもの

今回のワークショップの企画する中で、子どもたちに安全に楽しんでもらえる都市空間生成研究室らしい企画を考えることが、一番難しい点でしたが、当日の子どもたちの様子を見るととても楽しそうに二子玉川の街の特徴をしっかり考えながら取り組んでいて嬉しかったです。作業を進めていく会話の中で建築やまちづくりに興味を持っている子が多く限られたお菓子の箱の材料の中で箱の形の使い方を工夫していたり、切り方を工夫していたりどの作品も個性豊かで創意工夫を凝らしていました。
今回のワークショップを通じて、一から企画を考える難しさと、街や建物に対しての子どもたちの目線を感じることができました。今回のこの経験を今後のプロジェクトにも活かしていきたいです。

■参加学生
 7期生
 佐藤利香  菅谷真央  髙崎晴菜  中條めぐみ
 時田悠輔  古家可梨  三浦栞奈  水江晴香  

カテゴリー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です