渋谷プロジェクト


渋谷プロジェクトは、渋谷駅を中心とした近年の大規模再開発や交通インフラの再整備に伴う都市ビジョンのバージョンアップについて、実践的なアプローチで地域・企業・行政・他大学研究室と協働して進めるプロジェクトです。

年度ごとに対象となるエリアを少しずつ展開しながら、エリアの特性と主体に応じて、実践的にこれからの渋谷から新しい都市像に迫るプロジェクトです。

渋谷SMILEプロジェクト(2021~)

【プロジェクト概要】
渋谷駅周辺の大規模再開発や交通インフラの再整備によって、駅中心機能が大幅に更新されつつある渋谷において、回遊性向上を目的とした都市デザイン戦略を検討するプロジェクト。

ターミナル駅である渋谷駅を起点にそこから渋谷の魅力的な界隈で新しい何かを発見し交流する。来街者だけでなく、働いている人、住んでいる人たちにとっても、さらに新しい出会いや発見がある渋谷にしていくための、分散連携型都市モデルを実装したモビリティハブの実装を検討する。

駅周辺開発が進行する渋谷にあって、駅前から周辺界隈への回遊性向上が求められている。
本プロジェクトは、回遊拠点を分散配置するべく渋谷SMILE(Shibuya Mobility Information and Lounge)を提案し、社会実験を通じて、回遊戦略立案検討を行った。

協同研究者:日建設計総合研究所


令和3年度 渋谷SMILEプロジェクト「このまちが、おくしぶになる。」報告書

 2021年度の研究成果をとりまとめた報告書。
 報告書のダウンロードはこちらから。


渋谷SMILE社会実験

渋谷SMILE社会実験
2021年11月10日(水)~13日(土)
共催:日建設計(企画・運営)
一般社団法人渋谷未来デザイン
株式会社東急
株式会社東急不動産
調査協力:東京都市大学都市空間生成研究室

社会実験のプレスリリース


SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA2021「新しい公共空間がはじまる」2021年11月11日(木)

<日付>2021.11.11 THU
<時間>17:00-18:30
<場所>TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷スクランブルスクエア シェアラウンジ
<オンライン配信>オフィシャルCH 2

豊かな体験ができる公共空間づくりに向けた意見や提案を交わし、新たなプロジェクトへと繋げていくためのトークセッション。
日建設計が宮下公園や北谷公園などの公共空間のデザインを通じて得た経験を共有するともに、東京都市大学が公共空間から渋谷の体験をより豊かにしていくためのまちづくり提案を行います。

これらの経験や提案をベースとしながら、本トークセッションにオンラインで参加する人々と意見を交わし、新たな気づきや示唆を得ながら、未来のプロジェクトへとフィードバックしていくことを目指します。

■登壇者
中島伸  東京都市大学 都市生活学部 准教授
渡部裕樹 日建設計総合研究所 都市部門 主任研究員
松原未佳 東急株式会社 渋谷開発事業部 開発計画グループまちづくり戦略担当

当日の様子のブログ


渋谷の回遊性戦略検討

都市空間生成研究室では、SMILEを起点とした奥渋谷の回遊性向上のための都市デザイン戦略の検討を行いました。渋谷のフィールドサーベイを実施し、そこから回遊の課題を整理し、戦略立案を実施しました。

中間報告会
 2021年10月7日(木)株式会社東急、日建設計総合研究所
 2021年10月14日(木)渋谷区、日建設計総合研究所
 渋谷のまちづくりに関わるステークホルダーの方々にプレゼンさせていただき、意見交換を行い、さらに提案を深めました。

最終報告会
 2022年1月20日(木)
  渋谷区、株式会社東急、株式会社東急不動産、一般社団法人渋谷未来デザイン、日建設計総合研究所の方々にプレゼンさせていただき、報告書を提出しました。


令和3年度 渋谷SMILEプロジェクト「このまちが、おくしぶになる。」報告書

 2021年度の研究成果をとりまとめた報告書。
 報告書のダウンロードはこちらから。

■参加学生
 5期生
 池田光和子 石井さやか 金澤碧   吉川遼  鈴木杏奈
 原唯菜   村上楓   湯元朝晴  横山篤志 
 4期生
 伊藤絵里  岩﨑瑛美  佐藤健斗  鈴木千寿 韮澤綾乃 
 原明日香  堀江海来  三上莉音  山本朔也  
 3期生
 山﨑翔史 


学会報告

渋谷SMILEプロジェクトの成果を下記の学会にて報告しました。

・渡部裕樹・杉原礼子・吉本憲生・本多久美子・中島伸(2022)「「SMILE」社会実験を通じた空地活用を起点とした地域の滞留・回遊創出に関する研究(その1): 小さな地域拠点による新たな都市再生手法の仮説と社会実験の概要」『2022年度日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)』F-1、2022年9月、pp.351-352、
・吉本憲生・本多久美子・渡部裕樹・杉原礼子・中島伸(2022)「「SMILE」社会実験を通じた空地活用を起点とした地域の滞留・回遊創出に関する研究その2: 小さな地域拠点の社会実験に基づく行動誘発効果の検証」『2022年度日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)』F-1、2022年9月、pp.353-354、
・金澤碧・中島伸・渡部裕樹・吉本憲生・本多久美子・杉原礼子(2022)「「SMILE」社会実験を通じた空地活用を起点とした地域の滞留・回遊創出に関する研究(その3): 奥渋谷の滞留・回遊戦略の課題」『2022年度日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)』F-1、2022年9月、pp.355-356、
・湯元朝晴・中島伸・渡部裕樹・吉本憲生・本多久美子・杉原礼子(2022)「「SMILE」社会実験を通じた空地活用を起点とした地域の滞留・回遊創出に関する研究(その4): 奥渋谷の滞留・回遊戦略検討と関係主体の評価」『2022年度日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)』F-1、2022年9月、pp.357-358、